ファイナンシャルプランナーの役割

ここで伝えたいのはファイナンシャルプランナーの役割についてである。

ファイナンシャルプランナーは多くの場合、金融の知識を用いて、顧客の答えを導くことが仕事。そのなかでも、税金に関することであれば、ある程度は答えが決まってしまう。また、保険には選択肢はあるが、どうすればどういう効果が生じるというように、プランと結果は結び付いている。それに対し、金融資産形成が難しいのは、投資は必ずうまくいくとは限らない、「どうしたらこうなるのか」ということが明確にはいえない。

そういったなかで、ファイナンシャルプランナーの役割は金融資産形成において、「想定外を想定内」に抑え、顧客の人生設計を盤石にする範囲内で、投資をするようアドバイスすること。そのためには、よく理解していない顧客が許容リスクを把握・確認できるようにすること、リテラシーに則し投資対象リスクの大きさを教えること、そのうえで、何にどれくらい投資できるのかについて、考えを教えること。

これらに関して、ファイナンシャルプランナーは全て同じ役割を担うのではない。許容リスクについてのファイナンシャルプランナーの役割は、顧客が把握・確認できるよう「導く」こと。顧客の投資対象、投資したいと考える対象、のリスクの大きさを顧客の知識・経験レベルに合わせて、情報として分かりやすく教えること。これは「情報を提供する」という役割になる。顧客にとって、投資リスクの大きさは情報を提示しないと分からないものである。

そして、これらを踏まえて、どんな投資対象であれば、どれくらいの投資金額・投資配分があるのか、ということをアドバイスするのもファイナンシャルプランナーの役割である。この役割を踏まえて対応することで、たとえば、想定外の投資環境が生じても、顧客との良好な信頼関係は保たれていくのである。