投資対象のリスク、顧客の許容リスクと投資に回すお金の関係

投資対象のリスク、顧客の許容リスクと、投資に回すことができるお金の関係について、お酒を例に考えてみる。「許容リスク」とはビールを3杯飲める人のアルコール総量はビール3杯分であるということ。アルコール度数がビールより3倍高いワインだと、l杯しか飲めないということ。「投資対象のリスク」の大きさがビールやワインのアルコール度数。飲むことのできる量が「投資に回すことのできるお金の大きさ」と考えられる。アルコール度数(=投資リスク)の低いビールでは、3杯分投資できるが、アルコール度数の高いワインであれば1杯分しか投資できない。いずれもアルコールの総量(許容リスク)は同じで、許容範囲内である。それを超えてしまうと悪酔い(想定外の損失)をしてしまう可能性がある。

アルコールの適量は個人差があり、自分で適量を把握できるが、投資の許容リスクは把握できない。また、お酒の種類によるアルコール度数の違いはイメージできても、投資対象の違いによるリスクの大きさはイメージできない。

投資の教科書によると、若者は将来までの時聞があるから、お金を回す資産への投資は、リスクがあっても大きいリターンが期待できるものに。年配者はリスクをとる時聞が短く、損失が生じた場合の人生への影響が大きいために、将来を考えると、リスクの低い資産に、投資すべきだと考える。しかし、若くても安定志向の強い人や、年配者でも比較的リスクをとりたいと考えている人たちもいる。彼らに対しても、「許容リスクの大きさ」と「投資する対象資産のリスクの大きさ」を考慮することで、より柔軟に資産形成を行うことができ、さまざまな要求にも対応できるようになる。